カレンダーについて

12月は火曜日から始まったので、あっという間に最初の1週間が過ぎてしまいました。 1日は真っ白な雪がふり、ミュンヘンでは初雪でした。空の神様は、月が変わったことをご存知だったのでしょうか。
さて、アドベントカレンダーがいよいよ公開されました。 今回企画を立ててIT管理者と相談したのがギリギリだったので、原稿を書くのが超特急でした。最初は、Lektion3で勉強するZeitangabenを意識して、日にちと曜日について書いてみました。ドイツ語だと「今日は何日ですか?」と「何曜日ですか?」がわかりにくいらしくて、よく生徒が間違えます。Welcher DatumとかWelcher Wochentagとかいうこともできるとはいうのですが、普通はWelcher Tag ist heuteということが多いようで、そうすると日本語の日にち(ついたち、ふつか、みっか)と曜日のどちらで答えてもいいような問いになるようです。
Lektion3は始めてから二ヶ月目ぐらいのちょうど今頃扱うので、Zeitangabeを学習するとそのあと数回にわたって必ず授業の始めに「今日は何日ですか?」を聞きます。 生徒は、曜日で答えることが多く。「あなたたちの授業はいつも木曜日でしょ?」などと切り返してから、「な・ん・に・ち」としつこく聞きます。ある程度繰り返すと慣れてくるみたいですが、また次の学年になったりすると忘れていることもあります。ドイツ語にぴったりとする一対一対応の言葉がないと混乱しやすいのでしょうね。しばらくするとFragewortのまとめとか、単純に何日、何年、何月、何曜日、何才、、、、、と何で始まる疑問詞を右に、左には、7月、2020年、5才など別の順番で縦に書いて、両者をマッチングさせるなどという学習活動もします。答えやすいように、左は1,2,3,,の番号を右はa,b,cの記号をつけたりして、マッチングさせてみます。 何センチとか、何ページなど特に教科書では取り上げてないものを入れてみてもいいですね。ただの「何ですか」も入れて、答えはありきたりに「本です」などとしても、引っ掛け問題になるかもしれません。
ゲーム感覚で、そして、よくよく見れば、特に暗記しなくても目で見てわかるでしょ?というのがミソです。 ドイツ語だと、wie alt ist sie...wie spät ist es jetzt, ....など、質問文と答えが日本語ほど明瞭に同じ構造ということがないですよね。そういう「ドイツ語ムズカしい」という日本人としての弱音をはくことで、「その点日本語はカンタン(形が同じ、構造が単純)だよね」と持っていくようにしています。実際に、言語を学ぶのは向き不向き得意不得意、あるいは、ニーズによって達成点は多用途で、一概にどの言語が易しい(学びやすい)どの言語が難しいということはないと思っています。ただ言語そのものの構造や活用などに関して、複雑か単純かという比較はできますので、そういう点で日本語はカンタン(Einfach, gegenteil Kompliziert)であると説明しています。
12月5日投稿

Erstellt: 5. Dezember 2020 15:22